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CULTURE
能代宇宙イベント インタビュー 【FROM THE EARTH】
こんにちは!
ウイルテック採用担当の中島です。
去る8月、秋田県能代市にある能代宇宙広場にて開催されたイベントに、
ウイルテックが応援している学生団体「FROM THE EARTH」さん(以下、FTE)が参加されたとのことで、イベントの様子をインタビューさせていただきました!
能代宇宙イベントは秋田県能代市で毎年8月中旬に行われている、
日本最大規模となる打ち上げロケットのアマチュア大会です。
ハイブリットロケットと呼ばれる、爆発物を使わない全く新しいタイプのロケットの打ち上げ大会や、缶サットと呼ばれる自立制御型のロボット競技などが行われています。
わたしたち採用担当はイベントに参加できなかったため、後日イベントの様子を定例ミーティングにてお伺いいたしました!
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WT中島:能代宇宙イベント、まずはお疲れ様でした!
FTE飯塚さん:ありがとうございます。
WT中島:FTEさんはそれこそ毎年出場されていると思うのですが、イベントの結果発表みたいなものって、あまり対外的には行なわれていないようですね?
FTE飯塚さん:そうですね、内部向けといいますか、イベント参加団体やイベント自体に協賛していただいた企業に向けての報告会は行なわれるのですが、一般に向けた結果発表、といったものは例年ないですね。
WT中島:そうなんですね。 これは、何か理由があるんでしょうか?
FTE飯塚さん:イベントとしてなにか順位を競うようなものではなく、出場する各機体、各団体ごとに掲げているミッションが異なるから、ということが大きいと思います。
先ほどの報告会での発表内容も、自分たちで掲げたミッションに対してどのくらい達成できたかを報告するのが主になります。
WT中島:なるほど、そうすると確かに各団体の成果報告も、参加したお互いで共有しあう、という形式の方がしっくりきますね!
では改めて、今回のイベントの内容についてお伺いできればと思います。
FTE飯塚さん:わかりました。
打ち上げイベントは大きく「海打ち部門」と「陸打ち部門」に分かれているので、まずは陸打ち部門について、今回プロジェクトマネージャーを担当した水川からお伝えします。
FTE水川さん:はい。 今年のイベントは8月14日から23日まで開催されていて、そのうち17日と18日の2日間が一般公開日となっていました。
自分たちはその一般公開日である17日に打ち上げの許可が下りたので、今回担当した「火垂」の発射準備に取り掛かりました。
結論から言いますと打ち上げは無事成功し、着地した際の衝撃で機体がちょっと欠けてしまったのですが、ほぼ無事に回収することもできました!
その際の動画もご覧ください!
WT中島:打ち上がった時よりも、落下する時のみんなの歓声がすごいですね!
この機体はどんなミッションを課していたのでしょうか?
FTE水川さん:「火垂」のミッションはパラシュートの部分です。
パラシュートが開くシステムを自分たちで新しく開発しよう、というところに重きを置いていました。
これから先、FTEとして作っていく機体にはこういう技術、こういうシステムが必要だよねってことをメンバーで話し合って……
今回はそのプロトタイプとなるパラシュート関連のシステムがうまく機能するか、がメインのミッションでした。
WT中島:だから打ち上がった時よりも歓声が大きかったんですね!
FTE水川さん:打ち上がった後、パラシュートが本当に開くかどうかドキドキしたんですけど、無事に機能してみんな盛り上がっていました!
また今回は割と打上げ地点から近いところに落ちてくれたので、目視と、あとは他の大学の先生が所持していたドローンなどを使って上空から捜索して、機体の回収も無事できました。
打ち上げは先ほどお話した一般公開日に打ち上げたのですが、実は当日の様子がYouTubeでライブ配信されていて、そのアーカイブが残っていると思います。
アーカイブ自体は7時間ぐらいの長さなのですが、そのうちの6時間半ぐらいのところからがちょうど僕たちの打ち上げ部分になりますので、そちらも見てみてください!
FTE飯塚さん:では続いて、海打ち部門を自分から報告します。 海打ちも結論から言うと打ち上げに成功しました!
まず最初に打ち上げの動画を見ていただければと思います。
FTE飯塚さん:今回21日に打ち上げとなった「みかん」については、陸打ちと同様にパラシュートの開散にも成功しました!
文字通り海に向けて打ち上げるので、基本的には打ち上げ後に船を出してもらって、海上で機体を回収することになるのですが、こちらも大きな欠損はなく回収できました。
WT中島:海打ちも無事に成功したんですね、よかった! 海打ちは当日どんな様子でしたか?
FTE飯塚さん:当日は朝方3時から作業がはじまったのですが、ちょうど能代にピンポイントで雨が降ってしまって……
GSEという、打ち上げるためのエネルギーを供給する配管装置の組み立てを、大雨の中でやったので、結構大変でした。
また海打ちは打ち上げ後、機体の電子部品が水に浸かってしまうので、飛行データが得られないことがよくあるのですが、今回は水密という、電子部品をそのままパッケージして水にさらされないようにするという対策を行っていました。
それがうまくいって、データも完全に取れていそうで、この後に解析作業が続くのですが、今のところ本当に、大成功に近い成功、という形になります。
では最後に、併せて行なっていた社会事業活動について伊藤から報告します。
FTE伊藤さん:はい。 社会事業活動班はイベントの一般公開日である17日、ちょうど水川たちの陸打ちが行なわれた日に、少し離れた会場でペットボトルロケット教室を開催していました。
お客さん自体たくさんいらしていた訳ではないのですが、参加していた他の団体も、電子工作や缶サット、ローバーといったさまざまなワークショップを行なっており、ワークショップのノウハウをいろいろ吸収できました!
これからの活動にも活かしていきたいと思っています。
またイベント中は、仲良くさせていただいている北羽新報の記者さんに何度か取材を受けていて、新聞の一面記事としても取り上げていただきました!
WT中島:一面記事! すごいですね、しかも記事も1つではなく、いくつか掲載されたんですね!
FTE伊藤さん:そうなんです、全部で3回ほど取り上げていただきました!
取材していただいた記者さんは5、6年ほど能代宇宙イベントの取材を担当されている方で、代表インタビューというかたちで飯塚の記事を載せていただいたり……
他にも能代で作業する時に、宿で作業すると出火するなどの危険が伴うので、あらかじめ決められた場所でしか作業ができないのですが、その場所を貸していただいた地域の方からスイカの差し入れを頂きまして、その際の記事が載ったりもしました。
新聞なので1日しか販売されないこともあって、イベント後の帰り道ではいろいろなコンビニに寄ってはみんな記念に買っていました!
WT中島:イベント中もそうですが、帰り道も楽しく過ごされていたんですね!
飯塚さん、代表としてFTEを率いる最後のイベントでしたが、振り返ってみていかがでしたか?
FTE飯塚さん:全体を通して、体調不良者もほぼ出すことなく完走できたので、本当に完全燃焼できたなと。
水川たちの陸打ちも、一般公開の日に1日で打ち上げまで持って行けたのは本当によくやったなと思います。
WT中島:改めて、お疲れ様でした! お話いただきまして、ありがとうございました!
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ウイルテックはこれからも、FROM THE EARTHさんを応援していきます!
イベントやワークショップをはじめとした今後の活動など、次回のレポートもお楽しみに♪